子どもにとっては楽しい夏休み。もちろん親も楽しみたい気持ちはありますが、現実にはさまざまな問題があるものです。
株式会社iTANが「幼稚園・保育園・小学校・中学校に通っている子どもがいる女性」1008人を対象にした調査によると、ママが夏休みにつらいと思うことの1位は「食事の用意」であることがわかりました(2025年7月28日公表)。
共感する方も多いのではないでしょうか。
調査結果の詳細を見ていくとともに、気になる食費事情についても紐解いていきましょう。
1. 「夏休みは戦場!」夏休みのママがつらいことランキング
同調査結果より、「夏休みのママがつらいことランキング」を見ていきます。
1.1 夏休みにつらいと思うこと
- 1位:食事の用意(74.5%)
- 2位:食費が増える(37.5%)
- 3位:子どもの宿題のサポート(32.6%)
食事の用意にストレスを感じる人が7割以上にのぼります。
通常運転であれば、お昼ごはんは保育園や学校で食べることが多いです。しかし夏休みとなれば、三食の用意が必須に。
一食増えるというのは、作るという行動以外にも負担があるものです。
1.2 食事を用意することの負担感
同調査では、『食事の用意』の負担の実感についても以下の声が集まっています。
【食事の用意で大変だと思うこと】
- 三食の用意:74.7%
- 献立を考えること:67.8%
- 栄養バランスを考えること:38.6%
食事をつくることそのものも大変ですが、「栄養が足りているだろうか」「お昼にこの食材を使ってしまうと、夜ごはんのために買い出しが必要になるだろうか」など、考えることが劇的に増えます。
いつもは給食でバランスよく食べてきてくれる子どものために、しっかり献立を考えるのはプレッシャーがかかるものです。
昨今では物価上昇が進んでいることもあり、予算を考慮するのも一苦労ですね。楽をするためにたまには外食などを取り入れたいと思うものの、食費が気になるかもしれません。
次章では、参考までに平均的な食費を見ていきましょう。
2. 平均的な食費はいくら?世帯員ごとに見る
2025年7月4日に公表された総務省の「家計調査 / 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表(2025年5月分)」によると、世帯人員ごとの平均的な食費は以下のとおりです。
- 2人世帯:7万8803円
- 3人世帯:9万1332円
- 4人世帯:10万4264円
- 5人世帯:11万2449円
- 6人世帯:13万182円
なお、全体の消費支出はこちらです。
- 2人世帯:28万654円
- 3人世帯:32万3724円
- 4人世帯:36万5729円
- 5人世帯:38万4327円
- 6人世帯:43万3975円
つまり、支出に占める食費の割合(エンゲル係数)は以下のとおりとなりました。
- 2人世帯:28.1%
- 3人世帯:28.2%
- 4人世帯:28.5%
- 5人世帯:29.3%
- 6人世帯:30.0%
あくまでも平均にはなりますが、ひとつの参考にしてみるのもひとつです。
3. 夏休みは食費が増えるもの
株式会社iTANの同調査によると、夏休みは食費が増えると回答した人が約9割になりました。
どれくらい増えるかという質問に対しては、「1万〜1万5000円未満」の回答がもっとも多くなっています。
- 3万円以上:9.1%
- 2万5000~3万円未満:6.9%
- 2万~2万5000円未満:10.5%
- 1万5000〜2万円未満:17.1%
- 1万〜1万5000円未満:28.8%
- 5000〜1万円未満:22.5%
- 5000円未満:5.1%
外食やテイクアウトの利用が増えることも一因です。食費は気になるものですが、長い夏休みを残りこえるためにはさまざまなサービスの利用が不可欠になりますね。
4. 残り1ヶ月の夏休みを乗り切ろう
夏休み期間、食事の準備に悩む人は少なくありません。
冒頭で紹介したアンケート調査によると、食事の用意にかかる時間は1日あたり「30分〜1時間未満(38.8%)」「1〜2時間未満(29.3%)」が多数を占めます。
片付けや献立の計画、買い物なども加味すると、1食増えるだけでも負担が高まるものです。
食費も気になるものですが、外食やテイクアウトなども活用し、うまく乗り越えていきたいですね。
参考資料
- 株式会社iTAN「【ママの夏休みは戦場だった!?】つらいと思うことランキング第1位は「食事の用意」!加えて「食費増加」で経済的負担も…夏休みのママたちの奮闘とその工夫が明らかに」
- 総務省「家計調査 / 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表(2025年5月分)」
LIMO編集部