4. 1Q決算は減収&赤字、下方修正・株式分割に加えて黒崎播磨をTOB
日本製鉄は2026年3月期第1四半期の連結決算を発表しました。
売上収益が前年同期比8.3%減の2兆87億4900万円、1395億5900万円の営業損失、1451億9300万円の税引前損失、1958億3300万円の四半期損失と、減収に加えて赤字となりました。
業績予想については、通期の最終損益の見通しを従来予想の2000億円の黒字から400億円の赤字へと下方修正しました。
また、10月1日を効力発生日として、1株→5株に株式分割することも発表しました。
さらに黒崎播磨に対して1株4200円でTOBを実施することも明らかにしました。
5. まとめにかえて
今回は日本製鉄の株式のリターンや株価騰落について振り返りました。
保有する銘柄、投資を検討している銘柄の旨味や魅力は、タイミングや状況によって変わります。
気になる銘柄があれば、今回振り返ったような基礎情報を自分で調べてみることをおすすめします。
執筆者
株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)において、株式市場の動向や個別企業の株価や決算の解説記事を担当しています。読者の皆様にとって、中立で客観的な判断材料となるように、丁寧でわかりやすい情報発信を心がけています。
モニクルリサーチファイナンス部に所属する編集者は、機関投資家として勤務した証券アナリスト、銀行での法人融資やアナリストとしての企業分析やIR・財務コンサルティング、またM&A支援に携わり、経済情報番組「日経CNBC」での解説経験も持つ株式市場の専門家、日経QUICKやブルームバーグ等で長年プロの機関投資家に向けて金融記事を執筆してきた記者経験者、大手銀行のセミナー講師として全国の個人投資家にNISAやiDeCoといった資産形成を伝えてきた2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)資格保有者で構成されています。
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