お盆も過ぎ、8月後半に入り夏の終わりを少しずつ感じる季節になりました。将来の暮らしについて改めて考えるには、ちょうどよい時期かもしれません。
老後は公的年金だけでゆとりある生活を送れるとは限らず、実際には70歳を過ぎても働き続ける方が少なくありません。
しかし、誰もが長く働き続けられるわけではないため、いざというときに備えて資産を計画的に蓄えておくことが大切です。そこで今回は、70歳代の貯蓄額や年金の平均月額を一覧で紹介します。
1. 【老後を考える】最新の平均寿命はどれくらい?
平均余命とは、特定の年齢の人々が「あと何年生きられるか」を示す期待値です。
そして、私たちがしばしば使う「平均寿命」という言葉は、「(現時点での)0歳の平均余命」を指します。
2025年7月25日に厚生労働省が公表した「令和6年簡易生命表の概況」によると、最新の平均寿命は男性が81.09年、女性が87.13年でした。
また、平均寿命の長期的な推移を見ると、男女ともに着実に延びています。
- 昭和30年(1955年) 男63.60 女67.75 男女差4.15
- 昭和40年(1965年) 男67.74 女72.92 男女差5.18
- 昭和50年(1975年) 男71.73 女76.89 男女差5.16
- 昭和60年(1985年) 男74.78 女80.48 男女差5.70
- 平成7年(1995年) 男76.38 女82.85 男女差6.47
- 平成17年(2005年) 男78.56 女85.52 男女差6.96
- 平成27年(2015年) 男80.75 女86.99 男女差6.24
- 令和6年(2024年) 男81.09 女87.13 男女差6.03
長くなった老後を豊かに過ごすためには、現役時代からの計画的な貯蓄や資産形成、さらには公的年金制度への理解が大切となってくるでしょう。