忙しい毎日を当り前に生きていると、なかなか「幸せ」って実感できないですよね。そこで、あえて「自分にとっての幸せってなんだろう」って考えてみる。もちろん、家族がいること、健康であること、毎日生活できること…これも幸せなことです。

でも、それよりももう一歩踏み込んだ、「他人と共有することがない、自分だけの幸せ」を考えてみませんか。他の誰でもない、私だからこそ味わえる、感じることができる些細な幸せ。そんな幸せを見つけられたら、なんだか自分が自分でいることが、すごくうれしく、贅沢に感じられるはず。だって、その幸せは、あなた自身が作りだしたものなのだから。

「毎日忙しくて、ほっとできる時間なんてない」

「なんだか日々同じことの繰り返し、このまま年をとっていくのかな」

そんな風にふと毎日がむなしくなったり、心に余裕がないな…と感じたりしたときにこそ、小さな幸せについて考えるチャンス。

ちょっと高級なアイスや、好きな芸能人が出ているテレビ、毎月楽しみにしているコミック雑誌の連載漫画…。どれも「くだらない」なんてことはありません。小さな幸せを見つけられたあなたは、幸せを作りだす才能に満ちていて、そんなあなたの人生は、とても美しいものなのです。

今の生活に感謝しよう!だとか、当り前の大切さを実感しよう!なんて話になっちゃうと、少々大げさなので、そこまで想いを馳せなくてもOK。

ただ、「自分だけが理解していればいい」「自分だけが幸せだな、って感じられればいい」、そんな瞬間を持つことって、案外大事だな、と思うんです。ほんの数分、誰にも迷惑をかけない範囲でワガママになれる、それくらいのご褒美があったって、バチは当たらないはずです。

だって、あなたは毎日こんなにも一生懸命頑張っているのですから。

小さな幸せを大切に

「幸せ」について考えるとき、あれやこれやと想いを巡らせたすて「家族がいてくれること」「健康でいること」が結局幸せなんだよね~なんて結論に達しがち。

それはもちろんそうなのですが、もう少し角度を変えて、「これは誰にも譲れない、私だけの幸せだ!」という幸せを見つけられたら、きっと毎日がもう少しだけ楽しくなりそうな気がしませんか?

ちなみに筆者の小さな幸せは、「牛乳パックの注ぎ口がキレイに開けられたとき」です。

大中 千景