2. 「標準夫婦」ほど年金をもらえる世帯、多い?少ない?
この「46.5万円」という数字はあくまでモデルケースです。当然ながら、これよりも大きい金額を受け取っている世帯、あるいは少ない金額の世帯もあるでしょう。その理由には、以下のことが考えられます。
- 共働き世帯の増加
- 就労形態の多様化
現代では夫婦ともに働くのが一般的で、モデルのような「専業主婦家庭」は減少傾向にあります。共働き世帯は夫婦ともに厚生年金に加入している可能性が高く、年金額はモデルケースよりも増加するでしょう。
また、就労形態が多様化し、転職をしたり、独立する人も少なくありません。転職を数回経験する人もいらっしゃるでしょう。
ただし、転職や独立すると、厚生年金の加入期間が少なくなったり、給料の減少を経験する人もいます。この場合は世帯で受け取る年金額は減少することになります。
では、実際の厚生年金と国民年金の平均受給額を次の章で見ていきましょう。