2. 日本最大級のキノコとして知られる「ニオウシメジ」
話題となった巨大シメジを投稿したのは、茨城県城里町の「七会きのこセンター」にてキノコ栽培を行う@Boo_Watanabeさん。
巨大シメジは@Boo_Watanabeさんが栽培したもので、「ニオウシメジ」と呼ばれる食用キノコです。ニオウシメジは日本最大級のキノコとして知られており、一本一本が非常に太く大きく育つのが特徴。
@Boo_Watanabeさんによると、天然物では一株100キログラムを越えるような大きさのものも確認されているのだとか。
「七会きのこセンター」では、一株2~3キログラム程度の大きさになるように栽培しているとのこと。写真のニオウシメジも驚くほど大きかったですが、天然物はその何十倍にも育つとは驚きですね。
ちなみに、「ニオウ(仁王)」という名前は寺院の門に立つ屈強な仁王像になぞらえてつけられたものだそう。気になる味については、「非常に旨味が強く唯一無二の強くきのこを感じられる味となっております。食感は柄の部分はしっかりとした歯応え、傘の部分はしっとりとなめらかな食感となっております」と教えてくれました。
また、@Boo_Watanabeさんにキノコの魅力についても伺うと、「きのこは非常に神秘的で毎日同じ条件で育てていてもその時々で少しずつ変化をしたりします。きのこ達がすくすくと育ってくれることでお客様達の笑顔に繋がると信じ、これからも沢山きのこ達とふれあっていきたいです」と話してくれました。
「七会きのこセンター」ではニオウシメジをはじめ、さまざまなキノコの販売を行っています。オンラインでの購入も可能なので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
怖いか?私の育てたシメジの大きさが。
— WatanabeKai (@Boo_Watanabe) July 21, 2025
ㅤ#ニオウシメジ #ニオウシメジ2025 https://t.co/kNlhY2j5xV pic.twitter.com/bqfzWjc3jB
3. 2022年に国内で生産された食用きのこの生産額は2270億円
巨大なシメジが話題となったことに関連し、ここからは「国内のキノコ類の生産額」を紹介します。
林野庁が公表している資料によると、2022年に国内で生産された食用きのこの生産量は46万890トンで、生産額は2270億円。
種類別にみてみると、生産量はえのきたけ(12万6321トン)、ぶなしめじ(12万2840トン)、生しいたけ(6万9532トン)の順で多くなっています。一方、生産額は多い順で生しいたけ(684億円)、うち菌床栽培(642億円)、ぶなしめじ(477億円)でした。
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている巨大なシメジを紹介しました。
参考資料
小野田 裕太