【40歳代・50歳代】おひとりさま世帯はどれくらい貯蓄できてる？平均・中央値をチェック！おひとりさま世帯の貯蓄事情は二極化している

最近では「おひとりさま世帯」は珍しいことではなく、一人で利用しやすい飲食店・サービスが増えています。

40歳代・50歳代の「おひとりさま世帯」は自分のために使える時間に余裕があり、お金を好きなことに使っているという方もいるでしょう。しかし、60歳代があっという間に迫っている世代でもあります。

「おひとりさま世帯」の場合は、老後についても自分で決めて自分でなんとかするケースが多くなりますが、将来のマネープランについてはどのように考えているのでしょうか。

この記事では、40歳代・50歳代の「おひとりさま世帯」がどれくらい貯蓄しているのか見ていきましょう。

1. 【40歳代・50歳代】おひとりさま世帯の貯蓄はどれくらい？《平均と中央値に乖離》

J-FLEC（金融経済教育推進機構）が公表した2024年の「家計の金融行動に関する世論調査」より、40歳代・50歳代の「おひとりさま世帯」における金融資産保有状況を見てみましょう。

貯蓄額の中央値は、40歳代が85万円、50歳代ではわずか30万円。いずれも、100万円に満たない状況です。

※貯蓄額には、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。

年代別の貯蓄額はいくら？

極端に貯蓄額が多い世帯により平均値が引き上げられ、中央値との乖離が生じているようです。

次に、具体的に「どれくらいの人がどれほどの貯蓄をしているのか」、貯蓄額の分布や比率から詳しく見ていきましょう。