3. 少額からでも貯蓄を始めてみよう
40歳代・50歳代の「おひとりさま世帯」は貯蓄保有額が二極化している傾向が見られました。また、貯蓄ゼロは40歳代が33.3%、50歳代が40.2%となり、貯蓄が不十分でない層が3~4割いることが分かりました。
「おひとりさま世帯」は給与所得が全て自分のために使えるため、“貯蓄をして備える”という考えになりにくいかもしれませんが、老後についても自分の資金でやりくりする必要があります。
年金収入が主となると、年金だけで生活費を賄うことができず、貯蓄と取り崩して生活している方もいます。その場合、貯蓄に余裕がないと資金が底をついてしまうかもしれません。
現役世代で働いている間に貯蓄を始めることで、長い期間を使って資産を貯めることができます。毎月かかっている固定費の見直しや、給料から天引きでお金を積み立ててみることなど、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
石川 晴香
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/一種外務員資格(証券外務員一種)/元銀行員
明治学院大学卒業後、株式会社常陽銀行に入行。公共債、投資信託、外貨預金、生命保険、金融商品仲介などの販売を通じて、個人顧客向けに資産運用提案業務に従事。特に投資信託、保険商品の新規提案を得意とし、投資初心者にも分かりやすい丁寧な提案が強み。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
金融投資メディアでの執筆・編集を経験したのち、2025年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に企画・執筆・編集・監修を行う。(2025年7月7日更新)