4. 年金を増やすことも検討しよう!
本記事では、厚生年金の年齢別早見表を紹介しました。
また、年金受給を開始していない人は、これから年金受給額を増やすことも可能です。
転職や昇給で平均年収を増やしたり、再就職や再雇用で勤務期間を長くすることが考えられます。
他にも「繰下げ受給」により年金受給額を増やすという選択肢もあります。
年金は通常65歳から受給を開始しますが、繰下げ受給で受給開始時期を最長75歳まで遅らせることが可能です。
受給開始年齢を遅らせるほど、年金受給額は増える仕組みとなっています。
例えば、受給開始時期を75歳にすれば、65歳から年金を受け取る場合と比較して84%も年金受給額を増やせます。
ぜひ、これらの方法も検討しながら、少しでもゆとりのある老後生活を目指してみてはいかがでしょうか。
参考資料
苛原 寛
執筆者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。慶應義塾大学商学部会計ゼミにて会計を学んだ後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。企業が事業活動を行ううえでの自然災害や訴訟に対するリスク分析・保険提案を3年間行う。「企業が倒産しない」・「事業で安定的に利益を出す」ための適切な保険でのリスクヘッジの提案に努めた。
特に、製造業者や工事業者に対する賠償責任保険や工事保険の提案が得意。取引先企業の社長・経理・人事・プロジェクト担当者など様々な部署への営業活動を行った。上場企業の新規事業に対する保険提案が評価され、全国社員への社内プレゼンを実施した経験もある。
また、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を活かし、取引先従業員に対するNISAやふるさと納税に関するセミナーの実施経験有。現在は、SNSやWebコンテンツを通じて金融情報の発信を支援する株式会社ファイマケの代表を務める。