年齢を重ねると、どうしても病院に足を運ぶ機会が増えがちです。そのたびに気になるのが医療費。

収入が限られやすい高齢者世帯にとっては、できる限り負担を抑えたいところでしょう。

実は、高齢者が加入する後期高齢者医療制度には、収入水準に応じて窓口負担を軽減する仕組みがあります。

では、年金収入がどの程度なら自己負担が1割・2割・3割に該当するのでしょうか。

本記事ではその目安と、負担割合を確認する方法をわかりやすく解説します。

1. 後期高齢者医療制度ってなに?

後期高齢者医療制度は、高齢者向けに設けられた公的医療保険です。

現役世代は健康保険や国民健康保険に加入していますが、75歳になると就労の有無にかかわらず、これらの保険から自動的に後期高齢者医療制度へ切り替わります。

また、65〜74歳でも一定の障害があると認定された場合は、本制度への加入が認められます。