毎日の家事を一気にラクにしてくれるロボット掃除機。共働き夫婦だけでなく、一人暮らしの人や子育て世帯にとっては心強い味方です。
しかし、今や都市圏において7割以上を占めると言われるマンションやアパートなど集合住宅の部屋では、ロボット掃除機はむしろ邪魔になったり、ゴミの取り残しがあったりして、なかなか活用が難しい現状もあります。
ロボット掃除機を導入したいけれども、「通常の掃除機の方がしっかり掃除できるのでは?」と思い、なかなか購入に踏み切れない人もいるでしょう。
そうした中、パナソニックが12月12日、春の新生活に向けた新製品のシークレットセミナーを開催。ロボット掃除機やハンディ掃除機などの発表とともに、近年の住宅事情を考慮した新製品の詳細や、ロボット掃除機を有効に使いやすいインテリアコーディネートのコツなどを聞いてきました。
どんなロボット掃除機が求められているのか?
パナソニックが集合住宅居住者を対象に行った独自調査によると、ロボット掃除機の購入意向があっても実際の利用率は低いこと、また「リビング・ダイニング・キッチン(LDK)といったフローリングで使いたい」「コンパクトでしっかり掃除したい」といった需要があるという結果が出たそうです。
そこで、集合住宅居住者でLDKを掃除したい人をメインターゲットに、コンパクトで高性能なロボット掃除機「ルーロミニ」、床拭きロボット掃除機「ローラン」、ハンディ掃除機の3つを、2019年春に向けて順次新発売することになりました。
「ルーロミニ」は、同社がすでに発売しているロボット掃除機「ルーロ」をさらに軽量化させた商品。面積比も40%カットし、より狭い箇所で使える仕様になっています。部屋の隅や壁際、家具の隙間も定幅形状で入り込め、超音波と赤外線による障害物検知センサーで細やかに走行。ゴミを検知すると自動でパワーアップして往復走行するので、見えないゴミまで逃さないという特徴があるとのことです。
また、ダイニングチェアの脚の間や家具と家具の間などは、通常の掃除機を使うとなかなか入り込むことができず、いちいち家具を移動しなければいけませんよね。
筆者もソファやベッドの下の隙間は、一生懸命に手を伸ばして掃除機をかけますが、労力の割にはそこまで掃除が行き届かないことも。しかし、コンパクトで高性能なら、そのような狭い場所もキレイにしてくれそうです。
実は毎日行いたいフローリングの拭き掃除
年末の大掃除では、フローリングの拭き掃除で腰を痛めた人も少なくないでしょう。筆者もその一人。リビングやキッチンのフローリングは、飲みこぼしや食事のとびはね汚れ、素足で歩いた際の汗、赤ちゃんのヨダレなどでかなり汚れていることが、拭いた後の雑巾を見てわかりました。しかし、毎日のように拭き掃除をするのは無理がありますよね。