来月、8月15日(金)は公的年金の支給日です。
現役世代の皆さんは、いまのシニア世代の方々が月額どれくらいの年金を受けとっているかご存じですか?
年金受給者のなかには、自分は年金を「もらっている方なのか」と気になる人もいるかもしれません。
本記事では、厚生労働省の資料をもとに老齢年金(厚生年金・国民年金)の平均月額データを見ていきますので、参考にご覧ください。
1. 「公的年金だけで生活できない」高齢者世帯は56.6%
2025年7月4日、厚生労働省より「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」がリリースされました。
これによると、年金を受給する高齢者世帯のうち、収入のすべてが「公的年金・恩給」である世帯は43.4%。つまり約6割が公的年金以外のお金が必要な状況にあることが明らかになりました。
老後の生活費は、公的年金だけではまかないきれないこともあります。
そうした場合には、働いて得た収入や貯蓄の取り崩し、さらには投資による配当金などを活用することが求められます。
では、現在のシニア世代は、国民年金や厚生年金といった公的年金から、どれくらいの金額を受け取っているのでしょうか。厚生労働省のデータをもとに、具体的な年金額を見ていきましょう。