2. 65歳以上の家族形態「80歳以上の女性」はひとり世帯が最多へ
寿命が長いことは嬉しい一方で、老後が長い分、世帯構造も移り変わるもの。
7月4日公表の厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によれば、65歳以上の人のうち、家族形態をみると以下の通り。
2.1 65歳以上の人の家族形態
- 「夫婦のみの世帯」 (夫婦の両方または一方が65歳以上):1628万4000人(65歳以上の40.4%)
- 「子と同居」: 1334万6000人(同 33.1%)
- 「単独世帯」:903万1000人(同 22.4%)など
家族形態を男女、かつ年齢階級別にみると、男性は65~69歳、70~74歳、75~79歳、80歳以上のいずれも最も多いのが「夫婦のみの世帯」で約4~5割。
一方の女性は、65~69歳、70~74歳、75~79歳までは「夫婦のみの世帯」が最多ですが、80歳以上では「単独世帯」が最多で35.0%。次いで「配偶者のいない子と同居」が26.7%、その次に「夫婦のみの世帯」19.9%となっています。
女性は長生きをしやすい傾向にあるからこそ、ひとりになった時のことについても考えておきたいところでしょう。