2. 【全受給権者】国民年金・厚生年金「平均額」と「男女差」
60歳以上のすべての受給権者を対象とした国民年金と厚生年金の平均受給額を見てみましょう。
国民年金
- 〈全体〉5万7584円
- 〈男性〉5万9965円
- 〈女性〉5万5777円
厚生年金 ※国民年金部分を含む
- 〈全体〉14万6429円
- 〈男性〉16万6606円
- 〈女性〉10万7200円
国民年金(老齢基礎年金)の平均年金月額を見てみると、全体・男女ともに5万円台でその差はわずかです。また、6万円台から7万円台がボリュームゾーンとなっています。
一方、会社員や公務員が加入する厚生年金(国民年金部分を含む)の平均年金月額には、明らかな男女差があります。
男性が16万円台なのに対し、女性の平均は10万円台で、約6万円もの差が生じています。また、ボリュームゾーンも男性が16万円~19万円前後なのに対し、女性は9万円~11万円前後です。
こうした厚生年金の男女差は、現役時代の年金加入期間や賃金水準の違いが反映された結果と言えるでしょう。
ただし、上記はあくまでも「全体の平均額」です。年金加入状況により、実際に受け取る年金額は一人ひとり異なります。
ご自身の年金見込み額は「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で把握しておきましょう。また、老齢年金から天引きされる税や社会保険料の存在も心得ておく必要があります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)