シリーズでお伝えしている「個人投資家向けの株主優待研究」。株主優待制度は、株主は株式を発行している上場企業が提供している商品であったり、サービスの優待券であったりを手にすることができます。株式投資では値上がり益や配当が主な醍醐味ですが、それらに次いで株主優待も人気です。今回は東宝の株主優待と株価動向について見ていきましょう。

東宝の株主優待の概要

さて、同社の株主優待の詳細を見ていきましょう。

対象株主

同社株式を100株以上保有の株主

株主優待確定日

  • 毎年2月末
  • 毎年8月末

株主優待内容

800円で映画鑑賞できる「株主映画ご優待券」、株主カード貸与および「株主映画ご招待券」(1シートあたり指定2ヶ月間通用券6枚)、「演劇ご招待券」

株主優待基準

<2月末および8月末>

  • 100株以上500株未満:株主映画ご優待券2枚
  • 500株以上1000株未満:株主映画ご優待券8枚
  • 1000株以上2000株未満:株主カード(本人カード1枚)貸与・株主映画ご招待券1シート
  • 2000株以上3000株未満:株主カード(本人カード1枚)貸与・株主映画ご招待券2シート
  • 3000株以上5000株未満:株主カード(本人カード1枚)貸与・株主映画ご招待券3シート
  • 5000株以上1万株未満:株主カード(本人カード1枚・ファミリーカード1枚)貸与・株主映画ご招待券6シート
  • 1万株以上2万株未満:株主カード(本人カード1枚・ファミリーカード2枚)貸与・株主映画ご招待券10シート、演劇ご招待券(1公演分につきA席券1枚。招待可能な公演がない場合、株主映画ご招待代替券1シート)
  • 2万株以上3万株未満:株主カード(本人カード1枚・ファミリーカード3枚)貸与・株主映画ご招待券15シート、演劇ご招待券(1公演分につきA席券1枚。招待可能な公演がない場合、株主映画ご招待代替券1シート)
  • 3万株以上5万株未満:株主カード(本人カード1枚・ファミリーカード3枚)貸与・株主映画ご招待券20シート、演劇ご招待券(1公演分につきA席券2枚。招待可能な公演がない場合、株主映画ご招待代替券2シート)
  • 5万株以上10万株未満:株主カード(本人カード1枚・ファミリーカード3枚)貸与・株主映画ご招待券25シート、演劇ご招待券(1公演分につきS席券3枚。招待可能な公演がない場合、株主映画ご招待代替券3シート)
  • 10万株以上:株主カード(本人カード1枚・ファミリーカード3枚)貸与・株主映画ご招待券30シート、演劇ご招待券(1公演分につきS席券3枚。招待可能な公演がない場合、株主映画ご招待代替券3シート)

株主優待内容だけではなく、株価にも注意したい

株式投資をされている方で株主優待にだけに興味があるという人は少ないでしょう。