4. さいごに、元信金職員が伝えたい「資産形成のヒント」

今回は最新の年金額と制度改正の要点を解説しました。

2025年度の公的年金は1.9%引き上げられ、厚生年金モデル世帯で月額23万円超となるなど、支給額に変化が見られます。加えて、社会保険の適用拡大など制度改正が進んでおり、働き方によって将来の年金額にも影響が出てきます。

さいごに、元信用金庫職員として多くのシニアと接してきた経験から言えるのは、「年金だけに頼るのは危険」という現実です。安心した老後のためには、自分に合ったライフプランを立て、必要に応じて資産運用なども検討することが重要です。年金制度の変化に敏感になり、自助努力も含めた備えをしていきましょう。

参考資料

野平 大樹