3. 【後期高齢者医療制度】医療費負担が2割になる人はどんな人？
後期高齢者医療制度の加入者で、自己負担割合が「2割」となるのは、以下の（1）と（2）の両方に該当する方です。
- 1：同じ世帯の被保険者の中に課税所得が28万円以上のかたがいるとき。
- 2：同じ世帯の被保険者の「年金収入(※1)」＋「その他の合計所得金額(※2)」の合計額が、被保険者が世帯に1人の場合は200万円以上、世帯に2人以上の場合は合計320万円以上であるとき。
※1「年金収入」とは、公的年金控除等を差し引く前の金額です。なお、遺族年金や障害年金は含みません。
※2「その他の合計所得金額」とは、事業収入や給与収入等から必要経費や給与所得控除等を差し引いた後の金額です。
次章では、参考としてご自身やご家族が2割負担の対象となるかどうかを、フローチャートを使って確認していきましょう。
3.1 【フローチャート】医療費負担が2割になる人の「年金収入」をチェック
世帯ごとの窓口負担が2割になるかどうかは、75歳以上の方を対象に、世帯全体の課税所得や年金収入などを基準として判断されます。
具体的には、「課税所得が28万円以上」で、さらに「年金収入とそれ以外の所得を合算した額」が下記の基準を超える場合に、窓口負担が2割となります。
- 単身世帯：年金収入とその他の合計所得が200万円以上
- 複数世帯：年金収入とその他の合計所得が合計320万円以上
ご自身やご家族がどちらの負担割合に当てはまるのかを詳しく知りたい方は、下記のフローチャートでご確認ください。
