IT業界、またそれに関連するバズワードは毎年のように生まれてきます。
理解する以前に、用語の略称が一体何の略称なのかを知るのにも苦労しますが、意味を知った後でも「そんな大したこと行ってないのになぁ」と思うことも多いのが実際です。
最近では「DX(ディー・エックス)」という略称でデジタル・トランスフォーメーションをそう呼んでいますが、見方によれば単なるIT化、デジタル化でよいのでは?と思うこともあります。
今回は、そのようなIT用語の一つですが、IoTについてみてきましょう。
IoTとは何か
IoT(アイ・オー・ティー)は“internet of things”の略で、「モノのインターネット」などと呼ばれたりします。いったい何のことやら、よくわかりませんよね。
一般的には、モノとモノ同士が通信することも指しますし、またモノとデータセンターが通信することも指します。
政府や産業界もIoTの活用法を真剣に考えています。具体的には、ドイツでは政府や企業が一体となって、「新・産業革命」とも呼ばれる「インダストリー4.0」を立ち上げました。また、米国のコングロマリット企業であるGEも「インダストリアル・インターネット」というコンセプトを提唱しています。
こうした取り組みもあり、IoTはまさにバズワードになっているとも言えますが、なぜIoTが注目され、IoTによって私たちの生活はどのように変わっていくかは、あまり知られていません。今日はそのあたりを解説することで、少しでも具体的なイメージを持っていただければと思います。
IoTが注目される背景の一つに通信インフラの進化あり
これまでは携帯電話やスマートフォンといったハードウエアをはじめとして、通信機能モジュールを搭載した端末は限られていました。しかし今後は、移動通信インフラのアップグレードにより、通信コストが劇的に低下することが期待できます。
現在の移動通信インフラは第4世代(4G)ですが、将来第5世代(5G)に移行する中で、通信コストであるビットコストが100分の1にまで低下するという見方もあるのです。その結果、これまで通信機能を搭載できなかったハードウエアにも通信機能を搭載することで、新しいビジネスチャンスが生まれてきそうです。
現在のIoT活用法
現在IoTはどのように活用されているのでしょうか。
一例としては、先ほど触れたGEの取り組みが挙げられます。GEは自社製の発電向けガスタービンや風力発電機、ジェット機向けエンジンなどにハードウエアの稼働率が把握できるようにセンサーなどを搭載し、そのセンサーからの情報を処理することで、顧客に収めた自社製品の稼働率や不具合がないかなどを管理しています。結果、顧客の事業の生産性やメンテナンスコストを安く抑えることができるとしています。
将来期待できるIoT活用法
将来期待できるIoTの活用先は自動車です。
将来的には「自動運転車」は非常に大きなIoTの対象となりそうです。IoTは、ADASと呼ばれる先端運転支援システムから将来的には自立運転に進化するのに欠かせない技術となるトレンドは変わることはないでしょう。
既存の自動車メーカーをはじめとして、インターネット広告大手企業の米グーグルはすでに自動運転車システムの開発に取り組んでいますし、アップルのような民生機器メーカーも自動運転車に興味があるとの話もあります。
IoTはカバーする領域が広範なため、とらえどころの無い面があるものの、今後の産業構造の変化を理解する上では目が離せないキーワードになりそうです。
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