3. 平均貯蓄額はいくらか
ここで、子育て世帯の貯蓄額を推測していきます。先ほど子どもがいる世帯の平均年収の目安が720万円とわかりました。
ここでは総務省統計局の「家計調査 貯蓄・負債編 第8-2表<貯蓄・負債>年間収入階級別貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高(二人以上の世帯のうち勤労者世帯)」を参考に、平均年収が720万円程度の世帯の貯蓄額を確認してみましょう。なお、こちらには子育て世帯以外も含みます。
【年収700〜750万円世帯】収入・貯蓄・負債

出所:総務省統計局「家計調査 貯蓄・負債編 第8-2表<貯蓄・負債>年間収入階級別貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高(二人以上の世帯のうち勤労者世帯)」をもとにLIMO編集部作成
3.1 年収700万~750万円世帯の家族
- 世帯主の年齢:49.3歳
- 世帯人員:3.33人(うち18歳未満:0.96人)
- 世帯主の配偶者のうち女の有業率:63.1%
- 持ち家率:82.2%
- 平均年収:721万円
3.2 年収700万~750万円世帯の貯蓄額
- 平均貯蓄額1224万円
- うち通貨性預貯金:443万円
- うち定期性預貯金:290万円
- うち生命保険など:263万円
- うち有価証券:201万円
- うち金融機関外:28万円
貯蓄額は1000万円を超えましたが、世帯主の年齢が平均で49.3歳となっています。
お子さんが小さい間は働き方をセーブする必要が出てくる場合もあり、貯蓄額が心もとないご家庭もあるでしょう。