人生100年時代と言われる現在、老後の資産形成や運用は重要な課題となっています。

しかし、シニア世代の投資において、金融機関から勧められるままに始めてしまい、後悔するケースもありえます。

今回は、シニアの方が特に注意すべき投資商品について、ファイナンシャルプランナーの視点から解説します。

1. 老後資金を減らさないために大切な「投資の考え方」とは

シニア世代の投資で重要となるのは、安全性の高い運用です。

元本を守ることに比重を置きつつも、資産の実質的な価値を守るために、適度な運用を行う姿勢が求められます。

現役世代のように長期間での資産形成を目指すのではなく、既に築いた資産を守りながら、インフレに対応できる程度の運用を心がけることが大切です。

運用しながら資産を取り崩すことで、資産寿命を延ばせる可能性があります。

元本確保型の商品とリスク型商品の保有バランスは人それぞれですが、リスク許容度の範囲内で運用をすることは、長生きリスクに備えるうえで大切です。