2. 「夫約2時間vs妻約7時間半」見えない負担とは
厚生労働省の調査「令和6年版厚生労働白書・日本の1日」によると、子育て世帯の夫婦の中には「見えない不平等」が存在していることがわかりました。
1日平均で「夫が約2時間、妻が約7時間半」。
これは6歳未満の子どもをもつ親が育児・家事に費やす時間です。
夫婦であまりにも違いすぎる育児・家事に費やす時間の差、本当?と思われる方もかもしれません。しかし、朝の登園準備から夜の寝かしつけ、食事や掃除・選択、買い物などを積み重ねると、気づかないうちに長時間になっていることが多いようです。「そんなにやってる実感はない」と思っていても、実際には“ながら作業”や細切れの家事が日々の大半を占めているのが現実です。このようにして、「全国のお母さんは本当に頑張っている」状態で、1日約7時間半も育児・家事に費やしているのです。働きながら育児・家事をこなす「ダブルケア状態」で、家計管理や資産形成に回すエネルギーも不足している可能性もありますね。