つみたてNISAの始まった2018年について、つみたて投資のパフォーマンスの一例を考えてみましたが、同制度のコンセプトにある中長期で資産形成をするという時間軸ではまだ議論できない要素もあります。
今回は2018年に毎月同額を投資したらという前提でパフォーマンスを計算しました。
残念ながらここで見た前提での2018年のつみたて投資の運用パフォーマンスはマイナスとなりましたが、つみたて投資の本領が発揮されるのは株価が下落するトレンドの中でも同額の購入を続け、その後に株価が上昇するフェーズです。そして良好な運用パフォーマンスが確認できるのはそうした状況においてです。
インデックスファンドといっても「低リスク」というわけではない
もっともインデックスファンドといっても投資対象資産はリスク性資産です。
ノーロードであったり、アクティブファンドと比べると信託報酬の水準は低かったりしますが、当然ながらアセットクラス(資産の種類)ごとのリスクはあります。相場も荒れ模様ですので、どの資産を保有し、売却するのかといった目利きもこれまで以上に必要になってきそうです。
青山 諭志