【次回8月15日支給】厚生年金と国民年金、みんながもらってる「本当の額」を一覧表で確認！あなたは平均より多い？

3. 全受給権者の年金・個人差や男女差

60歳以上のすべての受給権者を対象とした国民年金と厚生年金の平均受給額を見てみましょう。

【一覧表】60歳～90歳代以上《国民年金・厚生年金》平均年金月額

国民年金（老齢基礎年金）だけの場合、平均月額は男女ともに5万円台で、その差はわずかです。国民年金が加入期間に応じた支給だからでしょう。ボリュームゾーンも6万円台から7万円台に集中しています。

一方で、会社員や公務員が加入する厚生年金（国民年金部分を含む）では、男女間で受給額に明らかな差が見られます。

男性平均が16万円台に対し、女性は10万円台です。ボリュームゾーンも男性16万円〜19万円前後、女性9万円〜11万円前後となっています。

こうした男女の年金格差は、現役時代の厚生年金加入期間や、賃金水準の違いが、年金額に反映された結果と言えるでしょう。

ただし上記はあくまでも「全体の平均額」に過ぎません。一人ひとりが実際に受け取る年金額は、年金加入状況を受けて、グラフのように人それぞれです。