宅地建物取引士で不動産のプロである「マイホーム3Dめがね(@myhome3d-megane)」さんが、「平屋と2階建て、どっちが得?価格・断熱・土地の違いをわかりやすく比較」する動画がYouTubeで注目を集めています。投稿したのは、マイホーム3Dめがねさんご本人。
投稿された動画は、今までに無いほど深掘った内容で比較されていることで話題となっています。
また記事中では、株式会社リクルートの住まい領域の調査研究機関・SUUMOリサーチセンターが公表した最新の「2024年 注文住宅動向・トレンド調査」結果より、注文住宅の建築費用や土地代についてもご紹介します。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介する動画は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. 【2階建、平屋徹底比較】「2階建・平屋・コの字型平屋」を様々な面から徹底比較!
今回「2階建・平屋・コの字型平屋」という3つの住宅を、費用や温熱環境、耐震性といった様々観点から徹底比較してくれるのは、不動産のプロである「マイホーム3Dめがね(@myhome3d-megane)」さん。
消費者がより満足できる住宅購入をめざし、動画では3Dシミュレーションソフト等も駆使して、不動産のあらゆる情報について、わかりやすく教えてくださいます。
動画では最も一般的な「2階建て」、そしてバリアフリー等で高齢化社会に住みやすいといわれている「平屋」、そして中庭が魅力の「コの字型平屋」を徹底比較していきます。
早速比較していきましょう
2. 【2階建、平屋徹底比較】同じ延べ床面積で比較!コスパがいいのはどれ?
公平を期すため、延べ床面積は28坪に統一。
なお、2階建ては階段も延べ床面積として計算されてしまいます。実際に部屋として利用できる居室の部分の面積を揃えるため、延べ床面積を30坪としました。
それぞれの基礎面積、屋根面積、外皮面積を比べていきます。
もっとも費用がかかる「基礎」の部分は、2階建ての家が最も面積が狭いということになりました。つまり、2階建ての家のほうが建築費用がおさえられる、ということです。
屋根の面積も2階建てが最も狭く、外皮面積は平屋が最も狭い、という結果になりました。
それぞれの面積を算出し、基礎面積、屋根面積、外皮面積、3つの要素にかかる費用を、CADシステムの見積機能を使って計算してみました。
その結果がこちら。
2階建ての家を1とすると、平屋は1.16倍、コの字型平屋は1.25倍という結果に。
価格という面では、2階建ての家に軍配が上がりました。
他の項目もどんどん見ていきましょう!
3. 【2階建、平屋徹底比較】温熱効果は?プライバシーが守れるのは?
続いて温熱環境です。
外皮の面積が狭いほど、エアコンなどで調節した室内の温度をキープしやすいことから、ここでも2階建ての家が最も温熱環境に有利ということがわかりました。
日射取得の面では、日当たりの良い部分を考慮して柔軟な設計ができる「コの字型の平屋」に軍配が上がりました。
土地の制約という観点では、やはり2階建てが有利、広めの土地が必要な平屋が不利となりました。
なかでも単なる平屋の場合、日当たりや隣家があるか否かも考慮しなくては十分な日当たりが望めない可能性があるため、そういった土地(=お高めの土地)が必要になります。
プライバシーの観点でも見ていきましょう。
これも、通りから中庭が見られないコノ字型平屋に軍配が。
建物の形で庭を覆っているので、プライバシーも十分守られそうですね。おしゃれ度に関しても、中庭でバーベキューやプールを楽しめるコの字型平屋がよさそう、と想像されますす。
なお、南側に道路などの通りがある2階建ての家や平屋などは、外から中が見られないように、塀や生け垣などを設ける必要も出てきます。
最後に耐震性です。
これは平屋がもっとも耐震性に優れているという結果に。
2階建ては重視が高く不安定になってしまったり、コの字平屋はねじれのリスクも考えられるようです。
耐震技術、免震技術を組み合わせることでリスクを軽減することを考えてもよいでしょう。
さあ、いろいろな観点から3種類の家を見てきました。
いよいよ、結果発表です!
4. 【2階建、平屋徹底比較】「何を優先するか」によって「一番いい家」は違ってくる
これが、様々な観点から見てきた比較表一覧です!
そしてこれまで紹介した結果を数字に置き換えてみると、コの字型と2階建てが良い勝負になっているようでした。
しかしながら、「高齢者が住む」「子どもがたくさんいる」など、家庭によって「よい家」というのは様々です。
また最近では子供部屋だけを2階、そのほかの要素を1階に集約する1階完結型の2階、というのもあるそうです。
生活のパターン、人数、年齢など様々な点を考慮して、ベストの家を考えてみてはいかがでしょうか。
コメント欄でも
- 「この動画、みんなが疑問に思っていたことを的確に比較検討している!」
- 「とてもわかりやすく参考になりました」
など絶賛の声があり、とても学びが多い動画だったことが伺えます。
みなさんも、「自分だったらこうするかな」と想像しながら、楽しんで動画を見てみてくださいね。
@myhome3d-meganeさん、掲載のご許可をありがとうございました!
ぜひ、動画をノーカットで見て、何を優先してどのような家を建てたいか、イメージしてみるのも楽しいですね。
5. 【注文住宅建築費に関する統計】全国の注文住宅建築費は平均3415万円という結果に(土地代を除く)
一生のうち、何度も経験することではない住宅の購入。
購入を決めた人も、土地代や建築費、諸費用を含めると、その費用が高額になるため、慎重に調べる方がほとんどではないでしょうか。
株式会社リクルートの住まい領域の調査研究機関・SUUMOリサーチセンターが公表した「2024年 注文住宅動向・トレンド調査」結果では、建築費や土地代の上昇傾向が示されています。
その結果、全国の建築費は平均3415万円となり、前年より229万円の増加。土地代は平均2331万円となり、こちらも前年より186万円の増加となっています。
なお、特に費用が高い首都圏の建築費は平均3943万円となっています。
5.1 注文住宅の建築費用(土地代を除く)建築者(全国/無回答および0円回答者を除く)
建築者は調査時点から1年以内に戸建を建築した人で、建築費用、土地の有無など聴取。インターネット調査により全国の建築者1540人、このうち首都圏以外は有効回答1181人。10/11
続いて、土地代についても見ていきましょう。
5.2 注文住宅の土地代 建築者(全国/新規土地取得者)
同調査によれば、注文住宅の建築費用、土地代共に過去最高になったことがわかりました。
近年、建築費は資材価格の高騰や人件費の上昇、円安の影響などにより継続的に上昇していることもこの結果と関連していると考えられます。
また、土地代については、「都心部や利便性の高いエリア」の需要が引き続き高いこともあり、地価の価格が上昇していることも背景にあるでしょう。
住宅の購入に際し、ローンを組む人も多いと思います。
この調査結果も踏まえ、これから家を建てる、購入する予定のかたは、あらかじめ予算計画を丁寧に立てておくことを検討してみてください。
参考資料
長島 迪子