7. 【最新版】東京都区部の消費者物価指数を読み解く
最後に、総務省が27日に発表した東京都区部の消費者物価指数を詳しくご紹介していきます。
コメ類は90.6%上昇し、ピークだった4月の93.8%からはやや下がったものの、依然として高水準を保っています。
ほかにも、チョコレートが48.2%、コーヒー豆が49.8%と、加工食品の値上げも続いています。
また、携帯電話の通信料金もプラン改定の影響などで11.9%の上昇、電気・ガス・ガソリンといったエネルギー関連も3.6%の上昇となりました。ただし、前月(8.7%)より伸びは鈍化しています。
一方、水道料金は34.6%下落し、全体の物価指数を0.24ポイント分押し下げました。
こうした項目ごとの動きをふまえつつ、今後も生活に直結する品目の価格変動には注意が必要ではないでしょうか。
参考資料
- 総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2025年(令和7年)6月分(中旬速報値)」
- 厚生労働省「健康寿命の令和4年値について」
- 厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」
中川 由佳