4. 家計の収支を把握しましょう

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今回は、都道府県別の平均年収と平均貯蓄額、平均負債額のランキングについて確認していきました。

先ほども少し触れましたが、平均貯蓄額が上位にランクインした都道府県においては、同時に平均負債額のランキングでも上位に名を連ねている傾向があります。

平均負債額の多くは、土地や建物を購入する際に組んだ「住宅ローン」が大きく影響していることが考えられます。

首都圏を中心に土地の値段が高騰していることも、この結果から読み取れる一つの特徴と言えるでしょう。

7月7日に公表された厚生労働省の調査データによると、物価の上昇が賃金に追い付いておらず、実質賃金は5カ月連続で減少しています。

ご家庭ごとに必要な生活費は異なるため、それぞれの家計の収支を把握し、物価高を踏まえたうえで老後資金や子どもの教育資金など「必要なお金」について考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

荻野 樹