2. ハチに擬態するカミキリムシの仲間「トラフカミキリ」
生徒がアシナガバチだと思った昆虫は、「トラフカミキリ」というハチに擬態するカミキリムシの仲間です。
体長は2〜3センチメートル程度で、黄色と黒の縞模様が特徴。鳥などの捕食者から身を守る「ベイツ型擬態」という戦略でハチのような姿をしていますが、まさか鳥だけでなく生徒も騙してしまったとはおもしろいですね。
カミキリムシだとわかって改めて観察しても、この縞模様と色はハチにしか見えません。
ハチみたいなカミキリムシの姿が投稿されると、ポストには7万4000件を超えるいいねが寄せられる大反響となりました。
投稿には「すご!ハチじゃないんだ」「自然界って面白い」「擬態のレベルが高い」と驚いた人からのコメントが続出しています。
ほかにも「我々も鳥も大体同じ感覚で虫を見てるって事か」「擬態に興味が湧きました」「植物とか葉っぱに擬態という認識はありましたが、他の生物に擬態というのもあるんですね」といった声も寄せられてポストは盛り上がっています。
「擬態上手」なトラフカミキリの姿は、投稿を通じて多くの人を驚かせたようですね。
放課後、生物室で片付けをしていると生徒が訪ねてきました。
— 理科教師とらふずく (@raptorial_owlet) June 23, 2025
「ハチの死骸が落ちてました」わざわざ届けてくれるのは人徳でしょうか。
少し手が離せなかったので、何バチ?と訊くと「アシナガバチの仲間だと」と。どれどれと持ってきたものを見せてもらったら…
…いや、本当によく出来てますよね。 pic.twitter.com/LbLo7Mltxv
3. 中学生の平均学習費は公立で54万2475円、私立で156万359円
中学校の生物室でのエピソードが話題となったことに関連し、ここからは「中学校の平均学習費」を紹介します。
文部科学省が公表している「令和5年度子供の学習費調査の結果を公表します」によると、中学校に通学する子供1人あたりの年間学習費総額(学校教育費、学校給食費、学校外活動費)の平均値は公立で54万2475円、私立で156万359円。公立校と私立校の金額差は約102万円でした。
前回調査時と比較すると、公立では約3600円、私立では約12万4000円学習費が増加しています。
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「ハチに擬態したトラフカミキリ」を紹介しました。
投稿主の@raptorial_owletさんは理科教師をしており、Xでも理科、とくに生物にまつわる興味深い発信を行っています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
参考資料
小野田 裕太