1. 「今後 専業主婦になりたい」と回答した女性は20.0%
博報堂生活総合研究所が公表している「生活定点」調査をもとに、「専業主婦になりたい女性の割合と推移」をご紹介します。
また、総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)2024年」をもとに、専業主婦世帯の平均年収についても解説します。
1.1 今後専業主婦になりたい女性は20.0%
博報堂生活総合研究所「生活定点」調査によれば、今後専業主婦になりたい女性は全体の20%でした。
調査結果によると「5人に1人」が専業主婦を希望しているようです。
さらに、専業主婦を希望する女性の割合の推移は以下のとおりでした。
西暦:専業主婦を希望する女性の割合
- 1998年:26.9%
- 2000年:30.5%
- 2002年:33.0%
- 2004年:38.6%
- 2006年:28.0%
- 2008年:28.9%
- 2010年:31.8%
- 2012年:27.5%
- 2014年:28.2%
- 2016年:28.4%
- 2018年:25.8%
- 2020年:28.1%
- 2022年:24.2%
- 2024年:20.0%
専業主婦を希望する女性の割合は、おおむね20〜30%を推移していますが、直近3年はその割合が低下しています。
1.2 専業主婦世帯の平均年収
総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)2024年」によれば、夫のみ有業世帯の平均年収は714万円でした。
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」を確認すると、一般的な平均年収は460万円程度なので、専業主婦世帯の平均年収は多い傾向にあるといえるでしょう。
一般的な平均年収と、専業主婦世帯の平均年収を比べると約250万円ほどの差が生じています。