厚生労働省の「専業主婦世帯と共働き世帯の推移」によると、平成26年度には共働き世帯は専業主婦世帯の約1.6倍になっています。このように共働き世帯が多数派の時代ですが、中には何らかの事情で専業主婦にならざるを得ない場合もありますよね。

夫の転勤で退職したり、元々働いていた会社の育休や復帰後の働き方が整備されていなかったりとさまざまな理由があると思いますが、せっかくの才能を眠らしておくのはもったいないのではないでしょうか。

家事が楽しくやりがいを感じている場合や、夫の給与で何不自由なく生活できる場合は問題ありませんが、家族以外にも自分という人間を評価されたい、自分で稼いだお金を好きに使いたいという気持ちがあるなら、働くことを考えてみても良いと思います。

ただ、一度専業主婦になってしまうと子供を保育園に入れるのも難しくなりますし、特に子供が小さいうちは会社員として働く選択は難しいものです。転勤族の場合は夫の転勤ですぐに辞めなくてはいけないかもしれないと思うと腰が重くなるでしょう。

そこで、企業に属さずに働くフリーランスという働き方を検討してみるのはいかがですか?

仕事内容は自分次第! 「好き」や「得意」を仕事にする

フリーランスの仕事内容としては料理講師、カメラマン、通訳・翻訳、ライター、アクセサリー職人、在宅事務などが人気のようです。

他にもヨガ講師、プライベートファッションコーディネーター、美容師、ファイナンシャルプランナー、コンサルタントなど、自分の経験や特技を生かしてやろうと思えば自分次第でどんなことも仕事することができます。

今の時代は自分のホームページを持たずとも、インスタグラムやtwitterを上手く使い、商品紹介やイベント告知、求人などする方も多く、自ら発信することが苦ではなければ顧客開拓のチャンスは無限にあります。

翻訳・通訳、ライター、在宅事務、秘書などの仕事は、クラウドソーシングのサイトで仕事探しもできるので、自分を売り込むことが苦手でも、マッチングされた仕事をコツコツしていくことも可能です。

フリーランスになれば夫の転勤などに左右されずどこでも働ける

企業に所属すると夫の転勤になったら仕事を辞めなくてはいけなくなりますが、フリーランスなら一度ノウハウを身につければどこでも働くことができます。

対面の仕事であれば新しい地域に引越したら顧客開拓をしなくてはいけませんが、実績を積み重ねていれば経験をもとに顧客を探していけるでしょう。

リモートワークが可能な職種であれば、引越しをしてもそれまでと変わりなく働くことができるのが強みです。逆に地方にいても、スキルさえあれば東京で受注するような仕事を続けることもできますよ。

家庭と仕事を両立しやすい