梅雨が明け、厳しい日差しが降り注ぐ7月となりました。夏の電力需要が増加する中で電気料金の値上げも気になりますし、食料品や日用品の価格も高止まりが続いています。

このような状況の中、将来の生活資金や老後資金について漠然とした不安を抱いている方も少なくないでしょう。資産形成の重要性が叫ばれる一方で、「何から始めたらいいかわからない」「投資は難しそう」と感じている方もいるかもしれません。

そんな方におすすめしたいのが、「新NISA」です。非課税で効率的な資産運用を可能にするこの制度は、私たちの未来の暮らしを豊かにする可能性を秘めています。本記事では、新NISAの具体的なメリットと活用術をわかりやすく解説します。

1. 【今さら聞けない】新NISAを利用すると「どんなメリット」がある?

NISA(ニーサ)は、2014年に開始された資産形成支援のための制度で、2024年に制度が見直され「新NISA」として改定されました。

この制度の大きなメリットは、投資で得た利益に対して課税がされないことです。

通常、利益や配当金には約20%の税金がかかりますが、NISAを活用することでこれらの税金が免除され、利益をまるごと受け取ることが可能になります。

新NISA「非課税」のしくみ

新NISA「非課税」のしくみ

出所:金融庁「NISAを知る」

ただし、NISAでは投資可能な金額や対象となる商品に一定の制限があるため、利用前に押さえておきたいポイントを確認しておくことが重要です。