公的年金にプラスアルファで支給される「年金生活者支援給付金」というお金があります。
年に6回、2月・4月・6月・8月・10月・12月の15日(土日祝日の場合は直前の平日)に、公的年金と同じ口座に振り込まれます。
年金生活者支援給付金は、「老齢年金生活者支援給付金・障害年金生活者支援給付金・遺族年金生活者支援給付金」の3種類。2024年3月時点における平均支給額は以下のとおりです。
- 老齢年金生活者支援給付金:月額4014円
- 補足的老齢年金生活者支援給付:月額2116円
- 障害年金生活者支援給付金:月額5555円
- 遺族年金生活者支援給付金:月額5057円
年額にすると平均約5万円~7万円弱ほど。支給要件を満たす限り、ずっと、継続してもらえるため貴重な収入源といえるでしょう。
では、年金生活者支援給付を受給できるのはどういう人なのか。本記事で、対象者や支給要件、給付額や申請方法などを詳しく解説していきます。
1. 年金生活者支援給付とは?《老齢年金・障害年金・遺族年金》
「年金生活者支援給付金」は、公的年金を含めてもなお所得の低い世帯を支給対象とする給付金。
2カ月に一度の公的年金支給日に、年金に上乗せして支払われるものです。「老齢・障害・遺族」の3つの年金種類に、それぞれの給付金があります。
1.1 年金生活者支援給付金は3種類
- 老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金)
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
3種類の年金生活者支援給付金には、それぞれの支給要件が定められています。