4. 鉢植えバラの夏の管理「4つのポイント」

鉢植えバラの夏の管理ポイントをお伝えします

赤い花を咲かせている鉢植えのバラ。植木鉢の横にはじょうろ

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4.1 水やりはタップリこまめに

気温の高い夏は、とくに鉢植えは水切れを起こしがちに。朝に水やりをしても夕方には乾いていることがあるため、夕方も水を与えるのがオススメです。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでタップリと与えましょう。

4.2 置き場所の工夫

真夏の強い日差しはバラにとって大きな負担になるため、午後からは日陰になる場所へ移動させましょう。コンクリートやタイルの上に直接置かず、鉢台などを利用して鉢底の通気性をよくし、鉢内の温度上昇を抑えることも大切です。

4.3 活力剤を与える

夏バテしているバラにとって、肥料はかえって株を傷める原因になります。株が弱っていると感じたときは、肥料ではなく、即効性のある活力剤を与えるほうがよいでしょう。

4.4 剪定や葉摘みで風通しよくする

枝が混み合ったり葉が茂りすぎたりすると、風通しが悪くなり蒸れを起こしやすくなります。新しい発芽を促進するために枝を短く切り、空気の循環がスムーズになるように株元の葉を摘みましょう。

5. 鉢植えバラで身近にバラのある暮らしを

美しい花と豊かな香りを身近に感じられ、自由に置き場所を変えられる楽しさは鉢植えバラならではの魅力。悪天候から大切なバラを守れる安心感や、日差しを調整できる利便性もうれしいポイントです。

比較的コンパクトで強い性質のバラであれば、初心者でも鉢植えで栽培できます。お気に入りをみつけて、バラのある暮らしを満喫してみませんか。