2. 税金は私たちの生活を支えている
国が管掌している補助金・助成金制度は国税が、自治体が管掌している補助金・助成金制度は地方税が財源です。私たちが納めた税金は、さまざまな形で国民生活の支援に回っていることがわかります。
今回紹介した補助金・助成金制度以外にも、道路の整備や警察・消防、子育て支援などの行政サービスも、税金で賄われています。税金の使われ方について日々関心を持つことは少ないものの、税金は私たちの生活を支えているのです。
本来であれば受給できる補助金や助成金を申請せずにいると、税金を「納めただけ」で終わってしまいます。税金は本来損得で考えるべきものではありませんが、申請をせずにいると損をしてしまう点は否めません。
「税金はどのように使われているのか」「自分はどのような支援を受けられるのか」という意識を持ち、金融リテラシーを向上させていきましょう。
3. まとめ:知っているだけで老後が変わる支援制度
シニア向けの各種給付金制度は、高齢者の生活を多角的に支援する重要な社会保障システムです。しかし多くの制度で申請が必要であり、制度を知らなければ受給できません。
これらの制度は税金を財源としており、私たちが納めた税金はさまざまな形で国民生活を支えています。金融リテラシー向上のためにも、利用可能な制度について積極的に情報収集し、適切に活用しましょう。
参考資料
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度」について」
- 日本年金機構「加給年金額と振替加算」
- ハローワークインターネットサービス「雇用継続給付」
- 厚生労働省「離職されたみなさまへ<高年齢求職者給付金のご案内>」
- 厚生労働省「介護保険における住宅改修」
柴田 充輝