日本の四季の中でも、とくに風情を感じさせる梅雨。濡れた葉や地面に反射する光、静かな空気に包まれて、庭はいつもとは違った表情を見せてくれます。
そんな時期こそ、雨を受けていっそう美しさを増す花たち。今回は梅雨どきの庭に明るさと彩りを添える、雨が似合う花々を8種、参考価格とともに紹介します。
1. この記事で紹介する「梅雨時期に咲く、雨が似合う花」8選
写真のアジサイほか、雨が似合う花をご紹介します1/10
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- アジサイ(ハイドランジア)
- ギボウシ(ホスタ)
- ホタルブクロ
- アルケミラ・モリス
- アスチルベ
- ハナショウブ
- スモークツリー
- アガパンサス
日陰向きの植物と、日なた向きの植物に分けてご紹介します。記事後半では「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」についても、わかりやすくお伝えします。
2. 植えっぱなしで梅雨の《日陰》を彩る!雨が似合う花5選
2.1 アジサイ(ハイドランジア)
品種豊富で華やかな、梅雨の定番花「アジサイ」2/10
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日本原産の落葉低木で、梅雨の象徴とも言えるアジサイ。品種が豊富にあり、花の形や色、咲き方も多種多様です。花色が土壌の酸性度によって変化するというユニークな特性も(一部、変化しない品種もあります)。
大きな花が雨に濡れると、いっそうその色彩の深みが増し、見る人の心を穏やかに和ませてくれます。庭植えはもちろん鉢植えでも楽しめて、切り花としても人気です。
※参考価格:1500円~4000円前後(5号ポット苗)品種によっては、かなり高額なものもあります。
2.2 ギボウシ(ホスタ)
品種豊富で美しい葉が魅力のカラーリーフ「ギボウシ」3/10
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ギボウシはその美しい葉のバリエーションが魅力。葉色は鮮やかな緑色のほか、青みがかった緑・黄緑・斑入りなどさまざまです。
初夏~夏にかけて、スラリと伸びた花茎の先に、白や薄紫色の控えめな花を咲かせます。大きな葉の上に雨粒が乗り、まるで宝石のようにきらめく姿が印象的です。
※参考価格:600円~1500円前後(4号ポット苗)
2.3 ホタルブクロ
ナチュラルガーデンにぴったりの素朴な花「ホタルブクロ」4/10
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ホタルブクロは昔子どもが花の中にホタルを入れて遊んだという言い伝えが名前の由来。野趣あふれる素朴な姿が、日本の里山の風景によくなじみます。
うつむき加減に咲く姿が雨に濡れて、花から雨のしずくがこぼれ落ちる様子が情緒的。自然な雰囲気を生かした庭づくりにピッタリな花です。
※参考価格:400円~1000円前後(3号ポット苗)
2.4 アルケミラ・モリス
葉の上で雨粒が素敵な水玉になる「アルケミラ・モリス」5/10
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アルケミラ・モリスは花より葉の美しさを主に観賞する多年草。葉には撥水性があり、雨粒が葉の表面にたまって、真珠のようにコロンとした姿になります。
雨の日の庭をより幻想的で魅力的な空間に変えてくれる、隠れた名脇役と言えるでしょう。地面の低い位置に葉を展開するので、花壇の手前に植えるのがオススメです。
※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)
2.5 アスチルベ
日陰の庭をしっとりと彩るふわふわの花「アスチルベ」6/10
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アスチルベは円錐形で大型の穂花を立ち上げて咲く多年草。花色は白・ピンク・赤・紫など豊富で、日陰や半日陰の庭を明るく彩ってくれます。
雨に濡れると花穂がしっとりとして、さらに繊細な質感に。葉も美しいものが多く、切れ込みの深い葉が涼しげな印象を与え、花がない時期でも庭に彩りを添えます。
※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)
3. 植えっぱなしで梅雨の《日なた》を彩る!雨が似合う花5選
3.1 ハナショウブ
梅雨空に映える優雅で上品な花「ハナショウブ」7/10
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優雅で上品な花姿が、梅雨空の下で美しく映えるハナショウブ。大きく広がる三枚の花弁が特徴で、白・紫・ピンク・絞り模様など多彩です。
雨に濡れるとさらにその華麗な姿が際立ち、涼やかな風情を漂わせます。湿地を好みますが、乾燥に注意すれば地植えで育てられます。
※参考価格:500円~1000円前後(3号ポット苗)
3.2 スモークツリー
煙のように見える花が雨に当たるとキラキラ輝く「スモークツリー」8/10
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フワフワとした綿毛のような花穂が特徴のスモークツリー。その名のとおり、煙が立ち込めているような幻想的な姿が魅力的です。
雨が降ると花にビーズのような雨粒が宿り、キラキラと輝く様子が楽しめます。葉色は緑葉のほかに銅葉や黄葉もあり、洋風の庭はもちろん、和風の庭にも自然になじむ個性的な樹木です。
※参考価格:2000円~4000円前後(5号ポット苗)
3.3 アガパンサス
梅雨の庭を涼やかに彩る「アガパンサス」9/10
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長く伸びた花茎の先に、球状に集まって咲く花が華やかなアガパンサス。青や白の涼しげな花が空に向かって咲く姿は、梅雨時期の庭を爽やかに演出してくれます。
雨に濡れるとさらに艶やかな立ち姿になり、庭がモダンでスタイリッシュな印象に。丈夫で育てやすく、乾燥にも比較的強いため、手入れの手間もかかりません。
※参考価格:400円~1000円前後(3号ポット苗)
4. 雨の日を彩る、新しい庭の楽しみ方
ジメジメとした梅雨も、雨を味方にすれば心安らぐ風景に変わります。雨に濡れることでよりいっそう輝きを増す花々が、この季節ならではの楽しみ方を教えてくれるでしょう。
しっとりとした美しさを際立たせる花たちは、見る人の心を穏やかに、そして豊かにしてくれます。雨が似合う花で、梅雨が待ち遠しくなるような風情のある庭づくりをしてみませんか。
5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い10/10
出所:LIMO編集部作成
さいごに、日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いも整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。
もし可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。