2. 60歳以上のおひとりさま「月の収入」
厚生労働省「令和7年版高齢社会白書」によれば、全国の60歳以上に現在の仕事・年金による1か月当たりの収入を聞いたところ、全体では多い順に「30万円~40万円未満(15.0%)」「20万円~25万円未満(14.9%)」「25万円~30万円未満(12.9%)」でした。
一方で、そのうちひとり暮らしの人の月の収入の金額ごとの割合は次の通りです。
2.1 【おひとりさま】1カ月の収入の金額ごとの割合
- 収入はない:1.6%
- 5万円未満(年額では60万円未満):3.0%
- 5万円~10万円未満(年額では60万円~120万円未満):16.1%
- 10万円~15万円未満(年額では120万円~180万円未満):20.8%
- 15万円~20万円未満(年額では180万円~240万円未満):16.1%
- 20万円~25万円未満(年額では240万円~300万円未満):15.3%
- 25万円~30万円未満(年額では300万円~360万円未満):8.2%
- 30万円~40万円未満(年額では360万円~480万円未満):6.6%
- 40万円~60万円未満(年額では480万円~720万円未満):3.0%
- 60万円~80万円未満(年額では720万円~960万円未満):0.5%
- 80万円以上(年額では960万円以上):0.3%
- 不明・無回答:8.5%
多い順に「10万円~15万円未満」、「5万円~10万円未満」と「15万円~20万円未満」、「20万円~25万円未満」となっており、全体とは異なる傾向にあるとわかります。
先ほどのひとりの老後生活費は月16万円台でしたが、月の収入が15万円未満の人は41.5%となっています。