原則として75歳を迎えると、後期高齢者医療制度に加入します。

保険料の負担は決して軽くなく、年金天引きでない人は7月から2025年度分の支払いが始まる人も多いでしょう。

保険料の目安が気になるかと思います。

都道府県や前年の所得によって異なるため、「年金収入195万円」の人を参考に、都道府県ごとに比較してみましょう。

記事の後半では、後期高齢者の平均貯蓄額を見ていきます。

1. 後期高齢者医療の保険料はいくら?都道府県ごとに比較

後期高齢者医療制度の保険料は

  • 均等割額:被保険者が均等に負担する保険料
  • 所得割額:被保険者の前年の所得に応じて負担する保険料

の合計で計算されます。

それぞれの率や金額は都道府県ごとに異なるため、同じ所得であっても居住地によって保険料が変わります。

1.1 【2025年度】後期高齢者医療制度の保険料率と全国平均

  • 被保険者均等割額の年額:5万389円
  • 被保険者均等割額の月額:4199円
  • 所得割率:10.21%
  • 平均保険料額の年額:8万6306円
  • 平均保険料額の月額:7192円

平均は上記のとおりですが、実際には個人で大きく異なります。

イメージがわきやすいように、厚生労働省の資料をもとに、「年金収入195万円」での保険料を都道府県ごとに見ていきましょう。