【成功のコツ 3】挿し芽の葉を思い切って減らす
挿し芽の成功のコツは、葉を思い切って減らすことです。
まずは元気な葉っぱが茂っている茎を斜めに切りましょう。その後、お花はすべて切り、葉っぱも大きい場合は半分にカットしたりします。
最低限の光合成ができるだけの葉っぱを残して、あとはすべて切ります。根がない状態で葉っぱがたくさんついていると、水を吸い上げる量よりも葉っぱからの蒸散量が多くなり、失敗してしまうからです。
バラなら5枚葉だけにして、さらにその葉を半分にカットするのもいいと思います。置き場所は一日中日陰の場所で、明るい日陰で管理してください。
【成功のコツ 4&5】挿し芽は「赤玉土」を使い、底面給水する
挿し芽には、専用の「挿し芽・種まき用の土」のような、肥料分が含まれていない清潔な土を使用します。私のおすすめは「赤玉土」。赤玉土は水持ちがとても良く、頻繁に水を与えなくても乾きにくいというメリットもあります。加えて、肥料が含まれないという点も挿し芽に適しています。
最初の2週間から3週間くらいは鉢の下に受け皿を敷いて、底面給水にしておくのがおすすめです。
挿し芽は発根するまで早くても数週間、1か月以上かかることが多いです。その間、水やりのとき以外は、忘れておくつもりで、ひたすら待つこと。焦って発根状態を確認するのも良くないので我慢してくださいね。