【成功のコツ 1】挿し芽の適期は、増やしたい植物の成長期
挿し芽は、その植物が一番良く成長する気温で実施しないと、いつまでたっても根が出てきません。
夏から秋に花が咲く植物などは、梅雨時期がベストです。梅雨時期は成長期の気温になるうえ、湿度もあるので、挿し芽にした植物が乾燥しにくい環境なのです。
意外と思われるかもしれませんが、夏から秋にお花が咲く植物の挿し芽は、梅雨時期がベストというのも私の経験談です。
【成功のコツ 2】夏から秋に咲くお花を選ぼう
挿し芽を成功させる2つめのポイント、それは「増やしたい植物の成長期」を知っておくことです。今から挿し芽をすると、挿し芽がお花が咲くくらいまで成長するには、植物の種類や環境にもよりますが、およそ40日から60日ほどの期間が必要です。
例えば、梅雨時期に挿し芽をすると、お花が咲き始めるのは夏になります。「夏から秋まで開花する植物」または「多年草や樹木」でないと、挿し芽で増やすことができても、お花を見ないまま秋を迎え、一年草は枯死してしまうことになります。
梅雨時期に差し芽がおすすめなのは以下の植物です。
- バラ
- ペチュニア
- ニチニチソウ
- マリーゴールド
- ジニア
いずれも夏に大変強く、バラは春と秋に、そのほかの植物は春や初夏から秋までの長い期間、お花が楽しめる植物です。