「子どもが大きくなってきて、両実家のクリスマスプレゼントやお年玉の違いが気になってきました。私の親は、金額が少なくても形として必ず渡してくれます。夫の両親は割と裕福なのに、帰省しても一切くれません。七五三も幼稚園の入園も、祝ってくれたのは私の両親のみ。別にお金くださいって言いたいわけじゃないけど、少し寂しいかも。私たちは滞在中の食費も渡してるんですけどね」
「私の義両親も、子どもたちにお年玉はくれません。でも、毎年お正月の帰省ではおもちゃを山ほど買ってくれるんです…もらっておいてアレなんですが、おもちゃをたくさん買い与えるのは好きじゃないし、半分は現金でもらって将来のために貯金してあげたいのが本音。クリスマスとか誕生日なら、純粋にありがたいんですけどね」
「義両親にお年玉を渡したりご飯に連れていったり、帰省して、さらに私たちがもてなしています。『このへんじゃ、これぐらいの親孝行は当たり前なのよ』って言われますが、何かが違う気がするなぁ」
「夫の実家は、初詣で使うお賽銭用の小銭を1年かけて貯めています。じゃらじゃら音がするほうがいいんだとか。毎年大量の小銭を袋に入れて、1月1日の朝から神社へ。まったく嫌ではないんですけど、単純に驚きました」
帰省中の出費の負担割合やお年玉にまつわることで、多少なりともモヤモヤを抱えるケースは意外と多いのではないでしょうか。そして、お金が絡むわだかまりって自分が認識している以上に尾を引くんですよね…。
向こうに悪気がないなら変わる見込みは低い
義実家との常識の違いにストレスを感じるときは「違う国の人たちなんだ」と心のなかで自分に言い聞かせるのもいいかもしれません。相手が外国人なら許せるのに、日本人だと見過ごせないことってありませんか? それは、相手と自分が同じ基準を持っているはずだという期待と先入観があるからかもしれません。そんなときは「文化が違って当たり前」と思って、お互いなんとか心穏やかに過ごしましょうね。
桜井 まどか