このお正月、義実家に帰省した人も大勢いるのではないでしょうか。たった数日間とはいえ、妻は夫の実家にいる間さまざまなストレスを感じやすいんだそうです。今回注目したのは、義理の家族との文化の違いについて。嫁の立場であるがゆえに、モヤモヤしながらも言いだす勇気がなく飲み込んでいることを、みなさんに聞いてみました。
生活習慣や食にまつわるエピソード
短い滞在期間でも、生活習慣や食に関する違いは一種の苦行となることも。みなさんにこっそり教えてもらった、「私たち実は我慢しています!」の話をご紹介します。
「夫は田舎育ちで、私にとっても義実家は居心地いいんですが…近所の人がいつも突然やってくるんです。朝早くても、夕飯どきでもお構いなし!『車があるから今なら家にいるはず』みたいな感じで。義両親にとっては当たり前の光景なので『一緒にご飯食べて行きなよ』って流れになるんですが、家族の団らん中に他人が来るのは私にとって少し苦痛です」
「私の実家は、あごだしの雑煮が基本。一方、義母が作ってくれる雑煮は、あんこ餅が入っています。私は酢豚にパイナップルとか苦手なんで、本音のところマズイと思ってしまうんです。でも最初に出されたときに『美味しい』って食べてしまったんで、今さら『実は嫌いです』なんて言えません」
「お正月のおせちでは『子どもが食べるものが少ないから』ってエビフライを作ってくれるんだけど、衣をつけて揚げた甘エビが出てくる! 初めて見たとき驚いてしまったら、義母は『そう? うふふ~』くらいの反応で。地域特有のものなのか、いまだに謎です。チマチマ作るの、面倒じゃないのかな?」
「帰省のときは夫の実家だけでなく、向こう3件両隣、義両親の友人、親戚たちみんなに手土産を買って帰らなければなりません。それが常識なんだそうですが、お正月は大勢の人が集まるし、お土産だけでスーツケースがパンパン! 毎回子どもを連れて、大量の箱菓子を買いに行く12月がユウウツです」
本来なら、リラックスして穏やかな気持ちで迎えたいはずの年明け。ほんわかエピソードもありましたが、自分にとって耐えがたいことが義実家にとって当たり前だと、確かにツラそうですね。
お金にまつわるエピソード
同居じゃないのである程度はスルーできるものの、強い抵抗感を抱きやすいお金の問題。お正月の帰省ではお年玉などが絡むため、金銭感覚の違いも感じやすいようです。