6. 【厚生年金】「10万円以上・15万円以上・20万円以上・30万円以上」の割合は?
厚生労働省年金局が公表した「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、厚生年金のデータに注目し、受給額の平均値および月額10万円以上・15万円以上・20万円以上・30万円以上の各層に該当する受給者の割合を見ていきます。
6.1 【厚生年金】平均年金月額はいくら?
- 〈全体〉平均年金月額:14万6429円
- 〈男性〉平均年金月額:16万6606円
- 〈女性〉平均年金月額:10万7200円
※国民年金部分を含む
6.2 厚生年金「月10万円以上」の割合をチェック
- 全体:77.3%
6.3 厚生年金「月15万円以上」の割合をチェック
- 全体:47.6%
6.4 厚生年金「月20万円以上」の割合をチェック
- 全体:16.3%
6.5 厚生年金「月30万円以上」の割合をチェック
- 全体:0.09%
厚生年金の受給額が月10万円以上の人は比較的多いものの、15万円を超えると割合は半数以下に減少し、20万円以上となると全体の16.3%にとどまります。
さらに、30万円以上を受給している人はごくわずかです。
現役時代と比べて年金収入だけでは生活水準を維持するのが難しいケースもあるため、公的年金以外の備えが重要だとうかがえます。