6月支給分から年金が増える！【年金額一覧表】男女別「厚生年金と国民年金」受給額はどうなってる？シニア世帯のリアルを紹介日本のジェンダーギャップ指数は148カ国中118位　年金額はどれくらい差があるのか

2. 【増額】2025年度の年金額「国民年金」「厚生年金」ともに引き上げられます！

公的年金の受給額は年度ごとに見直しがおこなわれます。2025年4月からの年金額の改定について確認してみましょう。

令和7年度の年金額の例

出所：厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」

2025年度の年金額は、前年度から1.9％引き上げられました。

※昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円（対前年度比＋1300円）
※厚生年金は「男性の平均的な収入（平均標準報酬（賞与含む月額換算）45万5000円）」で40年間就業した場合に受け取り始める年金（老齢厚生年金と２人分の老齢基礎年金（満額））の給付水準

この改定率は「2025年4月分」の年金から適用されます。

公的年金は、「偶数月の15日（土日の場合は直前の平日に前倒し）」に、前月までの2カ月分がまとめて支給されます。

よって、4月分の年金は「6月の支給日」に受け取ることができます。なお、このタイミングに合わせて日本年金機構から「年金振込通知書」が届きます。

この通知書では、支給額のほか、税や社会保険料といった天引きされる内容なども確認することができます。

これまでは国民年金と厚生年金の年金額の例が公表されてきましたが、2025年度分からは「多様なライフコースに応じた年金額」として、現役時代の働き方や収入別での年金額の例も提示されています。