3. 年金生活に向けて今のうちから「生活費」や「貯蓄」について考えておきましょう
70歳代夫婦世帯の平均貯蓄額は、平均値が1923万円で中央値が800万円です。
しかし実際には、貯蓄高の高い世帯もあれば貯蓄ゼロの世帯もあり、世帯によって大きく異なります。
年金だけで生活費がカバーできれば最低限の生活は維持可能ですが、実際は年金だけでは足りず毎月赤字となるケースが多いです。
その際に十分な貯蓄があれば、切り崩して補填できるため、できるだけの貯蓄を心がけておきたいものです。
現役時代のうちから準備することで、老後の経済的な負担を軽減することが可能になるでしょう。
参考資料
木内 菜穂子
執筆者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会認定AFP、一種外務員資格(証券外務員一種)、日本商工会議所簿記検定試験2級、年金アドバイザー3級。JAバンク(金融窓口業務)や税理士事務所、また医療系公益財団法人で社会保険関係・給与計算関係・雇用保険関係・福利厚生関係などを行う。結婚を機に退職し、現在は自分らしい働き方を探し金融系・保険関係ライターとして執筆活動中。お金に関する知識を詳しくわかりやすく伝えることをモットーとする。
監修者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
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CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)