転職活動のタイミング
「転職活動はどのタイミングでスタートさせるのがいいのか?」
転職の相談でよく聞かれるこの悩み。著者も3回転職をしていますが、初めての転職活動では在籍中に転職活動をした方がいいのか、退職後にすべきなのか、悩んだことを今でも鮮明に覚えています。
リクナビNEXTが行った転職成功者1000名のアンケート調査によると「会社に在籍しながら転職活動を行った」が63%、「会社を退職してから転職活動を行った」が34%という結果で、会社在籍中の転職活動者が多いようです。では、在職中に転職活動を行うメリットは何でしょうか。
在籍中に転職活動を行うメリット
収入が確保されている
在籍中に転職活動を行う最大のメリットは、収入があるので生活面の不安がなく、心に余裕を持って転職活動ができることです。
納得いくまで転職活動ができる
転職期限に決まりがないため、自身が納得いくまで転職活動を行えると同時に、様々な企業を検索・研究する中で改めて現職の魅力に気づくケースもあります。
キャリアの棚卸しができる
これは在職中の転職に限ったことではありませんが、履歴書・職務経歴書を作成することでキャリアの棚卸しができます。すると自分の性格や経験・能力が見える化され、自身の自信につながったり、今後のキャリアの方向性を見据えることができるようになります。
在籍中の転職活動で注意すべき5つのNG行動
1. 時間をかけすぎる
転職活動には一般的に3カ月程かかると言われています。もちろん採用側のタイミングにもよるので一概には言えませんが、応募したい企業があればスピード感を持って転職活動を進めると成功につながりやすくなります。
中途採用の場合は、空いているポジションが埋まればその求人はクローズになり、「欠員」もしくは「事業拡大による増員」が出ない限り再度オープンすることはあまりありません。
同時に、「欠員補充」の場合はポジションに適した人材であることにプラスして、「1日も早く入社できる人」もしくは「企業が求める入社日に入社できる人」が魅力的に映ります。
そのため、「無理かもな~」と思ってしまう企業でも、すぐにエントリーをするというスピード感で臨むと意外にいい結果に結びつく可能性もあります。
2. 時間の使い方に無頓着
会社に在籍しながらの転職活動で一番頭を悩ませるのがこの「時間」ではないでしょうか。最近では転職サイトを通して簡単にエントリーができますが、選考が進むにつれ、履歴書・職務経歴書の提出や面接選考、面接会場への移動などにかなりの時間を要します。
限られた時間で有意義な転職活動を行うためにも、「空いている時間の活用」と「計画的に有給休暇を取得する」ことをおススメします。たとえば筆者の場合、時間が空いたら希望する企業について調べ、携帯にメモ保存してまとめたり、お風呂中や歩きながら自己紹介・志望動機等を言葉にしていました。
有給休暇は面接選考用にできるだけ残しておき、午前休、午後休に分けて取得が可能であれば、いずれかを取得して面接に臨むとより有効に活用できます。また、オンライン面接OKという企業もありますので事前に確認しておくといいですね。