2. 日本人は安定志向?通貨性預貯金が「16年連続で増加」

貯蓄の種類別貯蓄現在高及び構成比の推移(二人以上の世帯)

貯蓄の種類別貯蓄現在高及び構成比の推移(二人以上の世帯)

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果の概要-(二人以上の世帯)」

 

貯蓄の内訳では、2023年と比べると現金や普通預金といった「通貨性預貯金」が692万円(前年比+32万円、4.8%増)と増加傾向にあり、「有価証券」も377万円(前年比+54万円、16.7%増)と2年連続の増加となりました。

2.1 【資産の内訳】

  • 通貨性預貯金(普通預金など): 692万円
  • 定期性預貯金: 538万円
  • 生命保険など: 347万円
  • 有価証券(株式や投資信託など): 377万円
  • 金融機関外(社内預金など): 30万円

有価証券の割合が増加傾向とはいえ、貯蓄全体の約6割は低リスクの預貯金で保有されています。

また、特に通貨性預貯金は16年連続で増加しており、根強い安定志向がうかがえます。