3. 多年草を大きく育てる「5つのコツ」
3.1 株が大きく育つタイプを選ぶ
初めは小さな苗でも、生長とともに自然に横に広がったり、草丈が高くなったりする多年草を選ぶのが大切なポイント。強健で耐病性もあり、花が長期間咲き続ける品種を選べば、お手入れの手間も少なく見ごたえのある庭になります。
3.2 日当たりや風通しのよい場所に植える
今回ご紹介した多年草は、日当たりのよい場所で育てることで大きく生長し、花つきもよくなります。蒸れや病害虫予防のために、風通しのよさも考慮しましょう。
3.3 植え付け時によい土づくりをする
植物は根が健康であればグングン大きく育ちます。植える前に腐葉土や堆肥をすき込み、フカフカで水はけのよい土に整えておきましょう。初期の根張りがその後の生育を左右します。
3.4 株間のスペースを十分空ける
苗同士の間隔が狭いと生長の余地がなくなり、1株が大きく育ちません。苗をいくつか並べて植える場合は、株間を空けて風通しや日当たりを確保すると、1株が本来の大きさまでしっかり広がります。
3.5 最初の摘芯で株を充実させる
伸び始めの頃は株の高さより広がりを優先することが大切。先端を軽く摘芯することで、枝分かれを促進して横に広がり、株のボリューム感が増します。
4. 大きく育つ多年草から始めるローコストな庭づくり
限られた予算でも、工夫次第で見ごたえのある庭をつくることは可能です。大きく育つ植物を選べば、1苗でも想像以上のボリューム感が出て、手間もコストも抑えられます。
毎日成長する姿や美しい花に癒やされるひとときは、暮らしを豊かにしてくれるでしょう。お金をかけず、まずはお気に入りの1苗を見つけて、自然の力強さや美しさに触れてみませんか。