【配当生活】アサヒグループホールディングスの配当と最近の株価

株式投資で毎月配当生活を考えるシリーズ

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シリーズでお届けしている「株式投資で毎月配当生活を考える」。毎月、配当だけで生活をしたい!そんな「毎月配当生活」の夢をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ここでは、どのようにすれば毎月配当生活を実現できるのか、また配当が出ている会社とはどのような会社なのかを見ていきたいと思います。今回はアサヒグループホールディングスです。

「毎月配当生活」を実現するにはどうすればよいか

毎月配当を手にするには、以下のようなプロセスが必要となるでしょう。

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  • 配当が出ている銘柄を選別する
  • 配当が半期ごとに出ているのか、通期に1回なのかを確認する
  • 月ごとに配当を受け取れるようなポートフォリオを作る

簡単ですが、3つのステップで毎月配当収入を手にすることができます。半期ごとに配当が出る銘柄であれば、理屈上は最低6銘柄あれば毎月配当収入を手にすることができます。

もっとも、銘柄数は少ないですが、本田技研工業(ホンダ)のように四半期(3か月)ごとに配当を出す企業もあります。そういった企業も組み合わせれば銘柄数は6銘柄よりも更に少なくても済みます。ただし、日本の上場企業では稀なケースであり、また選択肢が限定されてしまう点、銘柄分散でのセクター分散の程度が薄まる点は意識しておいてもよいでしょう。

アサヒグループホールディングスの配当実績と予想

さて、ここでは12月が通期決算のアサヒグループホールディングスの配当実績と配当予想についてみてみましょう。

以下、1株当たり配当額を見ていきます。

  • 2013年12月期:43円(内1株当り中間配当額は21円50銭)
  • 2014年12月期:45円(内1株当り中間配当額は22円)
  • 2015年12月期:50円(内1株当り中間配当額は24円)
  • 2016年12月期:54円(内1株当り中間配当額は26円)
  • 2017年12月期:75円(内1株当り中間配当額は30円)

また、2018年11月2日時点での会社による2018年12月期の配当予想です。

  • 2017年12月期:90円(内1株当り中間配当額は45円)

このように、同社はしっかり配当が出ているだけではなく、増配トレンドということが言えます。

アサヒグループホールディングスの過去1年の株価

さて、同社の株価の動きも確認しておきましょう。

同社の過去1年の株価の動きを一言でいえば、夏に大きく下落した後、しばらくはレンジ内での推移でしたが、その後は軟調です。1年前は5000円台から6000円台弱で推移していましたが、現在は4000円台となっています。

来年は、消費税増税などの話もあり、消費者の動向においてどのような影響も出てくるのか気がかりです。増配基調で来ただけに、今後も同社の業績からは目が離せません。

【配当を分析する上での注意点】

株主への配当は税金度を支払った後のいわゆる「当期純利益」から分配されるべきものです。

まれに財務体質が健全であるために(たとえば、現金同等物の保有額が総資産に対して大きくROEを引き下げているケース)、当期純利益以上の配当をすることもありますが、基本は当期に手にした利益の中から株主に利益を分けるという発想が基本です。

したがって、将来も配当がしっかりと出せる企業かどうかというのは、その企業の業績が今後もしっかりしているかどうかということを見極める必要があります。

また、増配になるかどうかという点については、将来利益が伸びていけば期待することは可能です。配当性向という、当期純利益のうち、どの程度の割合を配当に充てているかなどの指標も注意したいところです。

いずれにしても、配当を安定的に出せるかという点は、企業の業績、つまりファンダメンタルズに関する理解が必要です。いま、配当が出ているからといって安易に投資をすると、将来業績が悪化し、減配したということはあり得ます。

【参考資料】

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。