5. 【年金の疑問】「ねんきんネット」とは?
自分の年金見込み額を知るには「ねんきんネット」の活用が有用です。
「ねんきんネット」は、年金記録の確認、年金見込額の試算、通知書の閲覧等、年金情報を確認できるサービスです。
年金に関する各種手続きを、24時間いつでもどこでも、スマートフォンやパソコンから利用できるので便利ですね。
利用するには、基礎年金番号を持っている必要があります。
※昭和61年4月以前に年金受給権が発生した老齢年金受給者の方はご利用いただけません。
登録方法は下記の2種類です。
- マイナポータルとの連携
- ユーザIDの取得
詳しくは、日本年金機構のホームページをご覧ください。
6. 今のうちから老後資金の準備について考えておきましょう
ここまで次回の年金支給日となる10月15日(水)に、月額15万円を超える「厚生年金+国民年金」を受給する人は何%いるのか解説しました。
また支給要件を満たしていて、請求手続きを行った方が受給できる「年金生活者支援給付金」についてもご紹介しました。
「厚生年金+国民年金」の月額が15万円を超える人の割合は47.6%です。つまり年金が月額15万円以下となる方が、半数以上を占めています。
また、ご紹介したのは社会保険料や税金が天引きされる前の年金額となるため、実際の手取額はさらに少なくなることが考えられます。
老後生活を迎えると現役時代と比べ収入が減少しやすい傾向にありますので、今のうちから老後資金の準備について考えておくようにしましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「「年金生活者支援給付金制度」について」
- 日本年金機構「ねんきんネット」とは?
マネー編集部年金班