2. 65歳以上の月の生活費はいくらか
貯蓄が4000万円以上あれば老後の心配はないかもしれませんが、もし貯蓄がない場合、65歳以上で無職になっても年金などで生活費を賄えるのでしょうか?
総務省統計局の「家計調査報告家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」を参考に、65歳以上無職夫婦世帯の収支をチェックしていきます。
65歳以上かつ夫婦のみの無職世帯の生活費は、毎月28万6877円でした。
大まかな内訳は以下のとおりです。
- 消費支出:25万6521円
- 非消費支出:3万356円
一方で、実収入は25万2818円だったので、普通に生活していたら毎月3万4058円の赤字が発生することがわかります。
1年間で約40万円の赤字です。
もし65〜85歳まで生きると考えると、20年間で800万円の赤字が生じますので、貯蓄などでの備えが平均的には必要となります。
紹介したのはあくまで平均的な世帯であり、生活スタイルや住んでいる地域によっては毎月の赤字は3万円以上になることもあるでしょう。
これを機に、一度生活費の計算をしてみてもいいかもしれませんね。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)