公的年金は、老後の生活を支える大切な収入源の1つです。
厚生労働省が公表した「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」によると、2025度の国民年金や厚生年金はは前年度から1.9%の増額となります。
しかし、なかには「どのくらい年金を受給できるのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、日本の年金制度の基本的な仕組みや、60歳代~80歳代の平均年金月額を「年金一覧表」をもとに解説します。
また、2025年度に増額改定された年金はどれくらい増えるのか、厚生労働省が公表した年金額例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1. 【2025年度の増額改定】年金はどれくらい増える?
公的年金額は物価や賃金の変動を反映して、毎年見直しが行われます。2025年度の年金額は、2024年度から1.9%引き上げられます。
1.1 【2025年度】国民年金・厚生年金「年金額例」を確認
- 国民年金(老齢基礎年金(満額))(※1):6万9308円
- 厚生年金:23万2784円(夫婦2人分)(※2)
※1 昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円(対前年度比+1300円)
※2 厚生年金は「男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)」で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準